マイナスをゼロにするSEOとは

SEO施策には大別して、マイナスをゼロにするSEOとゼロからプラスにするSEOとがあります。そのサイトがペナルティがあると設定されていると、いくらSEO施策をしても効果を発揮することができません。まずはマイナスをゼロにするSEOをする必要があります。検索エンジンがウェブページを取り扱うときに、基本となる原則というのが、「URL単位でページを区別する」ということです。URLが一文字でも異なると別ページということになります。ユーザーに提供する情報は、検索結果に可能な限り多様なドメインのページを掲載する仕組みが採用され、隔たりをなくすようになっています。これによって、同一キーワードに対して同一ドメインの複数ページで対策をしても、検索結果には、いずれか1ページしか表示されないということが起こってきます。これはSEOの観点では、一方のページが無駄ということになってしまいます。反対に1ページに多くのコンテンツを詰め込んで、多数のキーワード対策を検討するというケースもありますが、これはユーザーからすると求める情報とは無関係のコンテンツが多くなってしまい、目的の情報を見つけにくくなってしまいます。ユーザーに分かりやすいページで、検索結果に表示されるようにするには、「1URL1コンテンツの原則」を守るしかないということになります。これが守られていないケースとしては、例えば、「ニット」「パーカー」といった商品を検索して検索結果のページは異なっている内容にも関わらず、遷移先のURLは同一だったりすることがあります。これはURLに検索条件を示すパラメーターが含まれず、ユーザーには見えない場所で管理されているからです。